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☆外装リフォームについて☆現場経験のある営業がご案内します!~屋根編①~
2021年9月26日(日)
こんにちは LIXILリフォームショップ
ホームウェル熊谷です。
今回は住宅の屋根についてお話をさせて頂きます。
まず住宅で一番劣化が早いのはどこかわかりますか?
その箇所こそ今回ご説明する屋根になります。
屋根は住宅の中で一番日に当たり、雨風を受けている為劣化は早くなります。
しかも一番上の屋根となると自分の目では目視出来ず
『本当に傷んでるのかな?』とリフォーム時期の判断が難しい箇所でもあります。
今回も長くはなってしまいますが屋根材の種類のご説明をします。
後日屋根のリフォームについてご説明します。
□屋根材の種類は意外と多い?
一般的に皆様が知っている屋根材としては
・瓦
・板金屋根
・その他の屋根
の認識だと思います。
それでは屋根材ごとのご説明をさせて頂きます。
先ずは昔からある瓦屋根です。
瓦屋根といっても実は和瓦と洋瓦が御座います。
主な違いとしては材質ぐらいなので大きな差はありません。
瓦の特徴としてはメンテナンスは漆喰をやり替えるだけで基本的には済みます。
また部分的な破損に対しても瓦材の差し替えは熟練の職人さんならば直ぐに完了します。
デメリットとしては屋根材の重みが非常に重く家への荷重が一番重くかかります。
また屋根をリフォームする場合、瓦屋根を全て剥がさないとリフォーム出来ない為
瓦降ろしと瓦材の産業廃棄物処理費が大きくかかってきます。
デザイン性は良いのですが昨今の新築事情で瓦職人が減少してしまっているのも
屋根業界の悩みの種になっています。
続いては住宅のみならず工場や店舗でも使われる板金屋根です。
板金屋根と一括りにしても施工方法や形状など異なります。
一般住宅で使用される板金材はガルバニウム鋼板で内部に断熱材が入っていたりします。
非住宅の屋根は一枚物の特注板金屋根を多く使っています。
住宅でも長さを拾い出して特注で施工する立平板金屋根があります。
ですが立平板金屋根は施工可能の状態にしてから
長さを測って工場で特注生産するため工事期間が長くなります。
また1枚の板金屋根としては長くなるため別途荷揚げ費用が発生する場合もあります。
雨が当たる反射音は当然金属なので他屋根材よりも大きくなりますが
一番軽い材料の為住宅の躯体(柱)に与える影響は少なく済みます。
最後にその他の屋根材です。
現場経験のある私でも全ての屋根材を見れてはいないので自分の経験上でご説明します。
昨今の新築でよく使われているのがスレート材きとシングル材が戸建て建売でよく使われます。
此方のメリットは建売で使用されているのでお分かりだと思いますが価格の安さです。
製品グレード帯で性能や価格もバラつきはありますが
リフォームで塗装仕上げを行うのであればスレート葺きがオススメです。
スレート葺きとは一般的に『コロニアル』と呼ばれる屋根材になります。
ルーフィング(屋根の防水シート)を敷いた上に張っていく屋根材で
1枚の厚みはそこまで厚くないですが叩くと『コンッコンッ』と鳴るぐらいの
硬質屋根材になります。
ただし屋根に乗るときに踏む場所を間違えると直ぐに割れてしまいます。
色は基本的には単色仕上げなので瓦や板金屋根と大きな違いはありません。
続いてはシングル材ですが主に『アスファルトシングル』と呼ばれます。
アスファルトシングルはコロニアルとは違い柔らかい屋根材になります。
『柔らかい屋根材なのに大丈夫?』と心配になる方もいらっしゃると思いますが
紙のようなペラペラ感ではなく持ち上げると少しずつ曲がるようなイメージです。
またコロニアルとは違いアスファルトシングルは裏面が粘着仕様になっている為
屋根材同士がくっ付く+釘で固定する施工方法になります。
アスファルトシングルは表面に砂を吹き付けているので
茶系色の屋根材でも部分的に黒い点があったり茶系の濃淡での色合いが出ます。
ただし塗装リフォームには不向きな屋根材でもあります。
アスファルトシングルは塗料を吸い込んでしまうためシーラー処理に
手間と材料と時間を費やしてしまい、通常塗り替えよりも+αかかります。
また表面の小さい粒粒が取れて落ちてくるので
雨樋の中に屋根材の粒粒が入り込んだり、ベランダに落ちてきたりします。
□種類は違うが共通している部分
どの屋根材にも共通している部分は屋根の『棟』と呼ばれる個所に対して
役物等を使用して最後の納めをすることです。
瓦ですと棟を積み上げ漆喰を詰めワイヤーなどで固定します。
その他の屋根材は木材を打ち付けてその上に棟役物を取り付けます。
当然中の下地は木材なので板金同士の継ぎ目から湿気等で木が腐ります。
木が腐ってしまうと板金役物を固定している釘やビスが効かないので
台風時期などの風が強いときには板金が風で外され飛んで行ってしまいます。
屋根材に関してメンテナンス時期の判断の一つですが
屋根の上は非常に危ないためお客様自身でのご確認は絶対にやめましょう!
□まとめ
屋根は目に見えづらく遠目から少し確認出来たりもするので訪問営業されることが多い箇所の一つです。
不安に感じましたら是非お近くのリフォーム店を探すようにしましょう。
弊社のみならず屋根の点検も無料で行うリフォーム店は多く御座います。
近日中に屋根リフォーム編を載せますので
是非外装リフォームを検討している方はお読みください。