トイレリフォームのポイント～製品選定編～

こんにちは　LIXILリフォームショップ
ホームウェル熊谷です

今回は家で毎日のように使用するトイレのリフォームについて
重要なポイントを上げさせて頂きます！

□トイレの排水芯に注意

トイレといってもグレード等の違いの他に
排水芯というものが存在します。
この排水芯はトイレと排水管の接続部分の寸法位置を示しています。
排水芯は大きく分けると次の

・床排水

・床上排水

の２つに分類されます。
床排水とは住宅の床下から排水管を立ち上げる方法で
戸建て住宅にて主に施工されており
立ち上げた排水管の上からトイレを設置するので
配水管自体が全く見えないのが特徴です。
床上排水はマンションなどの共同住宅に多く
トイレの後ろを除くと排水管が見えるのが特徴です。

その排水芯の違いがあるからと言って
取付不可のトイレがあるって訳ではないのですが
この排水芯を間違えてしまうと全て取り付けが出来ません。

トイレリフォームでの現地確認時は
私たち営業もトイレの排水芯と便器品番を注視します。
お客様も相談等で伺う際はトイレの便器品番を控えておくと
商談がスムーズになったりしますので参考にしてください。

□リフォーム製品の選定

続いては既存トイレに基づいての製品選びをみていきます。
トイレに関してよく言われるのは

・３点式トイレ

・一体型トイレ

・タンクレストイレ

の３種類になるのですが
各商品メリットデメリットがありますのでご説明します。
まず３点式トイレがどのようなトイレと言いますと
便器+タンクのセットに別売り便座を組み合わせたものです。
１番のメリットとしては
『ウォシュレットが壊れた』『便座が温まらない』『便座が割れた』
等といった場合に便器とタンクはそのままで便座のみ交換が出来るため
その後の交換コストを最小限に抑えることが可能です。
デメリットとしてはタンクと便座の隙間などが
他よりも多くあるので掃除するヶ所が多くなってしまいます。

次に一体型トイレですがメリットデメリットは
３点式トイレの真逆と言ってよいです。
タンクと便座が一体になっているのですき間が無く汚れないのですが
万が一壊れてしまった場合トイレ丸々交換をしなければいけなくなります。
現在その場合用でリフォーム用があるのですが
取り付けられる便器品番が限定されていまったり
現在発売のは現行品には取付不可だったり
ピンポイント製品の為値引き率が悪かったりなどします。
１０年後２０年後に現行トイレに対応する製品が出ているかもしれませんが
不確定要素が多すぎますし、メーカーの動き１つで大きく変わるので
その可能性は『あったらいいな』程度で考えるのがいいです。

最後にタンクレストイレですが
従来のタンクが後ろにないので
トイレ内の限られた空間を広く演出してくれます。
ただしタンクがないので水を流す際は給水管から
直接水を流すような構造になる為
水圧の弱まる２階以上での設置には不向きになります。

□まとめ

今回はリフォームに関わるトイレの選び方をご紹介しました。
トイレリフォームの工事編も参考に見て頂ければと思います。