窓での断熱や性能の違い

2025年1月10日(金)

こんにちは LIXILリフォームショップ
ホームウェル熊谷です。

昨今補助金で窓に関する事が増え
断熱性能や機密性能の違いが浸透し認知され
弊社でも工事して頂いた方のほとんどが
やってよかった!とのお声を頂きます。

改めて昔の窓と今の窓の違いや
どのように断熱効果が高まっていくのかお話していきます。

□昔と今の基準の違い

先ずは新築で建てる場合は必ず【建築基準法】にのっとり
家を建てなければいけませんが
当然のように30年以上前と現在で考えると
建築基準法も色んな部分で変わっております。
昔は新築分譲で1枚ガラスだった部分が
現在では2重ガラスが入っているのがほとんどです。
それこそ昔の住宅で見かけたルーバー窓は
2重ガラスになってからは無くなってしまったぐらいです。

因みにですがこのルーバー窓は浴室や洗面室で使われていたのが多く
オペレーターを回すだけで直ぐに換気が出来ていたのですが
型ガラスが基本の為どうしても隙間風が入り込んでいました。
型ガラスは室内側は平らでも室外側は凸凹の為
閉めていても必ず隙間風が通るようになってしまっておりました。

またサッシは年数が経つと歪みが発生し
調整をしても機密が確保出来る範囲まで調整出来ないなど
様々な問題点が発生し生活に影響を及ぼします。

□性能重視 インプラス

先ずは低コストかつ断熱効果抜群の内窓
LIXIL インプラスのご紹介です。
通称【内窓】【2重窓】と呼ばれるもので
既存窓枠が7㎝あれば取り付けられ(※窓枠や鍵など細かい部分での取付可否はあります)
既存窓が残ることで断熱層を生み出すことが出来ます。

LIXILのインプラスは国土交通省窓リノベ補助金で
標準Sグレード品の性能値が認められております。(一部条件があります)
他メーカーでは標準Aグレードであったりするので
各メーカー標準品での微妙な性能値の差があります。
製品、工事費が抑えられ取付工事時間も短く済むので
家全ての窓に取り付ける場合でも1日(作業員2人)で終えることも出来ます。
ただしデメリットとしては換気の為やベランダ・庭への出入りの為に
外窓と内窓を合わせて2回開け閉めしなければなりません。
また内窓は気密性が良いので障子の上下溝にパッキンがあり
パッキンが隙間を埋めるため開閉の重さが出てきます。

それでもデメリットよりもメリットの方が多いと思う内窓はオススメです。

□種類豊富、使いやすさ良し リプラス

次にカバー工法窓 LIXIL リプラスをご紹介します。
カバー工法は既存枠を残して新規枠を入れるので
既存の間口よりも上下左右小さくなってしまうのと
掃出しなど下に段差が生じるなどがありますが
内窓と違い窓種類が豊富な点がメリットです。
内窓は引違、開き窓、FIXの3種類のみですが
リプラスは上げ下げや押出し窓も可能です。

また通常のアルミサッシと違い
外側はアルミ仕様、内側は樹脂仕様の為
性能としても優れていることに加えて
衣装性も良くすることが可能です。

ただ内窓と違い外カバーや内カバーなど部品が多々ある為
基本1日1窓ペースになり多くの窓をやる場合はその分日数もかかります。

□仕上がり最重視 サーモス

最後にご紹介するのは新築でも使用されるサーモスやTWなど
いわゆるハツリ工法で組み込むサッシになります。
何よりのメリットは段差も上がることなく仕上げられますが
外壁や内装が全て絡んでしまうのと
サッシの形状で窓下地まで組み直さないといけないなど
製品代よりも工事費の割合がグッと増えてくる方法です。
外壁工事や内装工事など窓工事以外も発生してしまいますが
3重ガラスの設置条件もクリア出来たりしますし
既存で雨戸の方がこの方法でシャッターに変える方もいらっしゃいます。
ある意味ハツリ工法は費用度外視って思って頂いた方が・・・

 

□まとめ

寒さ暑さや窓に困っている方は今年中にやることをお勧めします。
国も補助金を打ち出してから今年が予定最終年になるみたいなので
もし来年やろうとして補助金がなくなってお得に出来ないのはもったいないです。
悩み事を少しでもお得に解決するために
悩んでいる方は早めに動くように心掛けましょう。